鉛筆は細かな描写ができるので、観察力をふかめたり、精緻な画面作りの練習になります。 | |
◇鉛筆 濃さや硬さが段階的にあり、デッサンで使用するのは、6B~3Hくらいまでです。 描き始めは2BかBを使用し、明暗の変化に対して段階を使いわけます。 |
|
◇紙 一般的には画用紙が使い易く、表面に多少のでこぼこが有る方が調子の幅が作れます。 但し、有り過ぎると大雑把な仕上がりになり、つるつるし過ぎていると調子が作りづらく、描きにくい感じがします。 |
|
◇練り消しゴム デッサンのときは通常使っている硬い消しゴムではなく、専用の粘土状の消しゴムを使用します。 使い易い量を、使い易い形にして消します。 |
|
◇カッターナイフ 鉛筆は手でナイフを使って削ります。 芯の長さは字を書く時より長めに出し、なるべく先の尖った状態で描きます。 |
|
◇ガーゼ・ティッシュペーパー 鉛筆粉を紙の目に刷り込むために、ガーゼやテッシュペーパーで擦ります。 こうすることで、自然な影の調子ができます。 |
木炭を使う場合は、主に明暗の変化(調子)を描くことから立体感の表出へアプローチしてゆきます。 こまかな部分がなかなか描きにくい画材なので、細部にとらわれず、モチーフを構成している形の本質に迫る姿勢が身につきます。 |
|
◇木炭 木の枝を蒸し焼きにして炭化させてつくります。 鉛筆のように硬さや濃さがいろいろあり、表現内容によつて使いわけます。 軟・中・硬の3種類揃えるとよいでしょう。 |
|
◇紙 専用の木炭紙を使います。 それ以外の紙は木炭の乗りが悪く美しい調子が作れません。 |
|
◇食パン・練り消しゴム 木炭の粉を吸い取るように消します。 食パンは昔から伝統的に消し道具としてつかわれてきました。 微妙な調子に消し取ることができます。 それに対し、練り消しゴムは、はっきりとした消し跡がのこります。 |
|
◇芯抜き棒 木炭の芯にある軟らかい粉の抜き取り時に使います。 |
|
◇カッターナイフ 鉛筆同様、木炭もナイフを使って削ります。 紙に触れる部分を多くするように、なるべく鋭角に削っておくと、手首の返しによって幅のある線が引けます。 節の硬い部分も事前に滑らかにしておきます。 |
|
◇ガーゼ・ティッシュペーパー 木炭の粉を紙の目に刷り込むために、ガーゼやテッシュペーパーで擦ります。 こうすることで、自然な影の調子ができます。 |
|
◇擦筆(さっぴつ) 細やかな部分の木炭の粉を擦り込むときに使います。 局部的におさえられた調子が作れます。 |
|
◇カルトン デッサンを描く時に、木炭紙を載せる画板にしたり、作品を挟んで保管します。 木炭デッサンでは必需品です。 |
|
◇フィキサチーフ 画面にのった木炭を最終的に定着させるためのスプレーです。 木炭デッサンをはじめ、コンテ用、パステル用のものもあります。 |