○油彩画(油絵)技法紹介

ハイビスカスの油彩画(油絵)の描き方

画材:サムホールスクエアキャンバス 油彩絵具 油彩道具

木炭で下描きをし、フキサチーフでかるく定着します。


テレピン+イエローオーカーで地透層(最初の薄い下地)をほどこします。平刷毛で縦・横に均等に色を引きます。


②が半乾きの状態で、シルバーホワイトでモデリング(かたちの描き起こし)を行います。
基本的に明るい部分から描き起こし、反射光の部分は、下地の色を混ぜながら、淡いトーンを作って行きます。


背景の葉の部分にテールベルトで下地をおきます。


④が乾かないうちに、シルバーホワイト・ニッケルチタン黄で葉の部分をモデリング。暗部は下地を残しておきます。


さらに花びらの細かい表情まで起こして行きます。


画面が完全に乾いた後、ペインティングオイル+ウルトラマリンブルーの透明層がけ(グレージング)を行います。


⑦の直後、画面全体をウエス(ボロ布)で拭いた後、更に花の部分にペインティングオイル+セルリアンブルーの薄い層を重ねます。


⑧が半乾きの状態から、花びらの起伏や厚み、スジなどを細密に描きおこします。



葉の隙間に暖色を擦り込み、表面の水滴などの細部を丁寧に描き込んで完成です。