◆デッサン用語の基礎知識

モチーフ
(モデル)
絵や彫刻にする対象物。 例えば花や風景や人間など
デッサンの場合は輪郭の形でなく、立体的な形を指す場合が多い。
面を意識して描くことにより、立体的な形が描けます
調子 光と影によってできる明暗の変化
 調子を見る  モチーフの明暗の変化を見ること。
 調子をつける  陰影(明暗)を描く。
 調子の幅  白から黒までのグレーの段階(諧調)。
 半調子  グレーの調子のこと。デッサンでは白と黒は両極端の調子で一部分にしか使われない。
 ほとんどの場合豊富なグレーの幅を使って描く。
グラデーション 明度や色が段階的に移り変わって行くこと。
空間 奥行きや広がり
質感 物の材質感
量感 立体感や重量感やボリューム
稜線 面と面が接している境界線
全光 モチーフの真正面から光が当たっている状態。
逆光 モチーフの背後から光が当たっている状態。
反射光 陰の部分にできる背景や床からの間接光。この反射光が描けると立体感がでます。
固有色 モチーフ自体がもっている色。
回り込み
(形の際)
立体の面が裏側に移行する部分。
パース 透視図法で描かれた図形やその辺の傾きが作っている奥行き。
ムーブマン モチーフ全体からうける形の特徴。形の動きや志向性(方向性)を感じ取ることができる。
プロポーション 部分と部分または全体との比例関係。
構造
(形態感)
面と面が組み合わさり、立体的な形ができている状態。
全体感 部分の描写が全体の構成要素として統一感が取れていなければなりません。